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【CE学科】臨床工学技士 人気の仕事No.1は〇〇〇!?

こんにちは!臨床工学技士学科教員の糸賀です!
現在、臨床工学技士の仕事(業務)範囲は加速的に広がっています。
こんなに毎年仕事内容が増えている医療職は珍しいのではないでしょうか。
2021年には医師の働き方改革に伴い臨床工学技士法(臨床工学技士について定められた法律)の一部改正がおこなわれ、
新しい仕事内容を含めた告示研修(簡単に言うと臨床工学技士のアップデート)が義務付けられています。
私も今年の3月に大阪へ告示研修を受けてきました!
研修の様子は学科Instagramをチェック☟
https://www.instagram.com/p/DHUmP-ISAE1/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

そんな臨床工学技士の仕事内容について深掘りしていきたいと思います!
題して、、、
最新!臨床工学技士の人気業務調査 結果発表!
ということで今回も公益社団法人 日本臨床工学技士会会誌 No.81 2024
「臨床工学技士の業務実態調査2023」を参照していきます。
早速結果から見ていきましょう!
Q.あなたが*専任で従事している業務を教えてください。(n=10,139)
*担当者となっており就業の少なくとも5割以上を当該業務に従事している状態のこと。
→A. No.1 血液浄化業務 38.8%
No.2 保守点検管理業務 8.1%
No.3 手術領域(周術期を含む)での業務 5.7%
No.4 心・血管カテーテル業務 4.5%
No.5 人工心肺業務 3.9%
No.6 アブレーション業務 2.9%
No.7 内視鏡関連業務 2.8%
No.8 集中治療領域での業務 2.4%
No.9 医療機器安全管理責任者 2.4%
No.10 ペースメーカ業務(植込み型除細動器等を含む) 2.3%
以下省略
このような結果となっております!
というわけで人気No.1とも言える業務内容は、血液浄化業務でした!
上の画像は生成AIのCopilotによって画像を作り出してもらいました。AIもここまでできるようになったかと我ながら感心して作ってます(笑)
あと、個人的に興味を持ったのが心・血管カテーテル業務がついに人工心肺業務を追い越してきたということですね!
これは現在の医療技術が飛躍的に発展していることを反映した結果だと思います。
現在のトレンドは外科手術(いわゆる手術室でおこなわれる胸をメスで開いたりする治療方法)よりも
内科的治療(薬物療法、カテーテル治療、内視鏡治療等)で患者様により低侵襲でより入院期間を短くすることが求められています。
循環器分野では人工心肺を用いた手術の症例数よりもカテーテル治療での症例数が高い傾向にあります。
結論:人気No.1は血液浄化業務!!
しかし内科的治療業務や手術領域も
飛躍的に増加中!!
臨床工学技士の仲間が増えることで今後もどんどん新しい仕事は増えていくでしょう。
今後も臨床工学技士についての記事をupしていくのでお楽しみに!!
〈参考文献〉
公益社団法人 日本臨床工学技士会会誌 No.81 2024 「臨床工学技士の業務実態報告2023」
https://ja-ces.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/1_2023%E5%B9%B4%E6%A5%AD%E5%8B%99%E5%AE%9F%E6%85%8B%E5%A0%B1%E5%91%8A.pdf