眞理子の部屋【第5回】~5月(皐月)に入りました。~
出雲医療看護専門学校副学校長 神田眞理子と申します。

【出雲医療看護専門学校副学校長 神田眞理子 先生】
新入生の皆さんは学校生活に慣れ始め、新しい友達もできた頃かと思います。これから学生さん達が充実した学校生活を送られ、一人ひとりの目標に向かって進んでいっていただきたいと思います。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。二十四節の立夏になります。5月は、母の日、端午の節句など初夏の行事が多い月です。
「さつき(皐月)」と呼ばれる理由には諸説あるようですが、「さ」は田の神や稲の神を指し「さなえ(早苗)」の「さ」と同じで、「田植えをする月」「早苗の月」という意味合いが強く『早苗を植える月』という意味合いがあるとのことです。
私は、5月は『風』をイメージします。新緑が風に揺れ清々しい気持ちになります。『風』は、「風と共に去りぬ」「風の谷のナウシカ」など映画やアニメのタイトルにも登場しています。『明治のナイチンゲール大関和物語』が原案なっているNHKの朝ドラも「風、薫る」ですね。歌では「千の風になって」、ボブ・ディランの「風に吹かれてBlowin’ in the Wind」などなど多くの名曲があります。
『風』は形をとどめないですから、移り変わりや無常を感じたり、時間の流れや優しさや激しさを感じたり、今この瞬間の儚さを思ったりと、その時の気持ちや吹く風の様子で色々です。また、こいのぼりが風にのって元気に泳いでいるのも、この時期の風物詩ですね。「高紐にかくる兜や風薫る」(与謝蕪村)
4月の終わりごろから、自宅の庭にすずらん(和:鈴蘭 英:lily of the valley 仏:muguet )が咲き始めました。5月1日はすずらんの日とのこと、ベル型をした純白のすずらんに癒されています。「再び幸せが訪れる」という花言葉があることから、新たなスタートを切った人へのエールや、困難を乗り越えてほしいという思いを込めて贈るのに相応しいお花のようです。ただし、すずらんは毒性の強い植物ですので、取扱注意!!
綺麗なものには棘があるということわざにもあるように、綺麗なものほど少し怖さや危うさもあり、そこに惹かれてしまう気持ちもありますから、色々ご用心を。

【神田眞理子 先生作】
