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縁の下の力持ちの医療職!

 

 

こんにちは出雲医療看護専門学校の黒川です。

今回のブログでは、「縁の下の力持ち」とも言われる医療機器を扱う3つの医療職のそれぞれの仕事内容や就職先について紹介します。

 

 

みなさんは「コメディカル」という言葉は聞いたことがありますか?

普通は医師・歯科医師以外の医療従事者のことをいいます。

「臨床検査技師」、「診療放射線技師」、「臨床工学技士」もコメディカルの一員です。

医師の指示のもと、それぞれが専門分野のスペシャリストとしてさまざまな場所で働いています。

 

 

【臨床検査技師】

臨床検査技師は、医療現場における検査のスペシャリストです。

 

体調が悪くなって病院に行くと、医師は正しい診断をするために患者様の身体の状態を知る必要があります。

正しい診断のために検査をするのが臨床検査技師の仕事です。

医療技術が発展し高度化、複雑化する中で、検査を専門に行う「臨床検査技師」という仕事が生まれました。

臨床検査技師は大きく分けて、「検体検査」と「生理学的検査」の2つの検査を行います。

 

検体検査は、血液、尿、組織などを検査することをいいます。また臨床検査技師は採血や粘液の採取も行います。

体から採取した組織の中の、細菌や寄生虫といった微生物の検査をすることもあります。

生理学的検査は病院の生理機能検査室といわれる部屋で行われることが多く、代表的な生理機能検査としては心臓の形や動きの異常を調べる「心電図検査」や「心臓超音波検査」などがあります。

 

 

 

臨床検査技師が働く場所としては、病院の臨床検査室、クリニック、地方自治体の衛生検査所、健康診断センター、検査外注企業、製薬企業、臨床検査機器メーカーなどがあり、比較的女性が多い職種です。

 

 

 

【診療放射線技師】

診療放射線技師は、医療に欠かせない放射線検査・治療を行うスペシャリストです。

今、ドラマで放映されている「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」でも放射線技師が主役になってますよね。

 

診療放射線技士が扱う放射線装置で一番身近なのが、レントゲン、CTです。

健康診断などでレントゲンを受けたことがある方も多いはずです。

他にも、MRI、超音波など、人の体内の様子を映し出したり、心臓や脳などを調べたりする高度な画像診断機器が使われています。また、がん細胞を破壊し転移をくい止めるなど、放射線治療でも大きな効果を上げています。

 

 

 

 

働く場所としては、
病院(放射線室、手術室)、クリニック、健康診断センターなどがあり、男性が比較的多い職種です。

 

 

 

【臨床工学技士】

臨床工学技士は、医療機器のスペシャリストです。

 

臨床工学技士の仕事は大きく分けると2つあります。

1つは『生命維持管理装置』と呼ばれる機械の操作です。

その中には「血液透析装置」「人工呼吸器」「人工心肺装置」と呼ばれる機械があります。

 

もう一つは病院内の様々な医療機器が安全に使用できるように保守管理(メンテナンス)を行うことです。

生命維持管理装置は、機器の力がないと生命を維持することができない状態の患者様に使用するものです。臨床工学技士は、この機器を操作し、手術室や集中治療室などで医師や看護師と共に患者様の“命”を支える仕事をしています。

 

責任のある仕事ですが、「やりがい」と「達成感」のある仕事です。

 

病院には、大小合わせて医療機器が数多く存在します。

治療や手術の内容によって使用される機器はたくさんあります。治療や手術が安全かつ円滑に行われるように、病院内にあるいろいろな医療機器の操作や管理を行います。

その他、心臓カテーテル業務、内視鏡業務、救急など病院内の多くの場で活躍できる仕事です。

 

 

 

 

働く場所としては、病院(手術室、透析室、集中治療室、医療機器管理室、カテーテル室)、クリニック、医療機器メーカーなどがあります。男性が多い職種でしたが、近年女性も増えてきています。

 

 

いかがでしたか。

医療の現場ではこの「コメディカル」のスタッフたちが必要な場面に応じて協力して一人の患者様の治療に携わっています。

 

 

みなさんも「縁の下の力持ち」として医療現場での働くお仕事に興味をもってみませんか?

 

 

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