【CE学科】臨床工学技士の気になる年収とは!?~公式データから読み解きます~
こんにちは!臨床工学技士学科の糸賀です!
臨床工学技士はメディカルスタッフであり、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。
今後ますます増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献していくお仕事です。
その特性から「いのちのエンジニア」とも呼ばれています
今回はそんな臨床工学技士の「年収」について
公式データから読み解いていきます!
今回使用するデータは公益社団法人 日本臨床工学技士会会誌 No.68 2020 「臨床工学技士に関する労働実態・意識調査2018」です。
毎年臨床工学技士の国家資格所有者には技士会から働きかたについてアンケート調査を依頼されます。
筆者の私も毎年アンケート記入を行っています。
アンケートの年代が若干古いですが「臨床工学技士っていいなあ、興味あるかも、、、」という高校生さんに届けばいいなと思います!
*2019年以降は年収に関する質問が削除されてました。残念。
さて、結果から見ていきましょう!
1番多かった割合が 年収400万~599万円 となりました!
2番目に多かった割合は 年収200万~399万円
3番目に多かった割合は 年収600万~799万円
つまり、臨床工学技士全体のうち半分は年収400万~599万円ほど稼いでいるということが言えます。
比較対象を用意しましょう。
2018年の国税庁 民間給与実態統計調査によると、
平均給与(男女混合)は441万円との結果が出ています。
結論:臨床工学技士になれば平均給与以上のお金が稼げる!!
他のアンケート項目では面白い結果が出ていました。それがこちら☟
Q.現在の仕事(職場)を選ぶ上で一番重視した点は何ですか?
→A.1位 業務内容
2位 通勤時間
3位 収入
この結果は想定外でした。
臨床工学技士の皆さんは「どれだけ稼ぐか」よりも「どんな仕事をしたいか」で仕事を選んでいた。 ということになります。
臨床工学技士の仕事(業務内容)は年々増加していく傾向にあります。
自分のやりたい仕事は何なのか?を常に考えながら過ごすことが大事かもしれませんね。
〈参考文献〉
益社団法人 日本臨床工学技士会会誌 No.68 2020 「臨床工学技士に関する労働実態・意識調査2018」
https://ja-ces.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/6_2018%E8%87%A8%E5%BA%8A%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E6%8A%80%E5%A3%AB%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%AE%9F%E6%85%8B%E3%83%BB%E6%84%8F%E8%AD%98%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A-no_68.pdf
2018年 国税庁 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2018.htm