「感覚」と「理学療法士」
みなさんこんにちは、理学療法士学科教員の坂田です。
今回は理学療法士のお仕事の中でも、あまり知られていないものをご紹介します。
それは「感覚」にまつわるお話。
みなさんは、感覚と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
視覚?
味覚?
触覚?
いろんな感覚がありますが、理学療法士が扱う感覚はその中でも
①触覚(触られているのが分かる)
②圧覚(押されているのが分かる)
③痛覚(痛いのが分かる)
④温度覚(温かいか冷たいかが分かる)
⑤深部覚(骨の振動、関節の動きが分かる)
といったものに分かれます。
脳の病気や、神経に傷がつくケガによってはこういった感覚に障害が生じる場合があります。さて、そうなるといろいろ困ったことが起きます。
例えば…
①痛覚が鈍くなって、出血しているのに気が付かない。
②温度覚が鈍くなって熱いのに気付かず火傷する
③深部覚が鈍くなって足関節が思ったように動いてないのに気付かず、足先が引っかかって転ぶ
などなど。
ですので、患者さんとお会いした時に理学療法士は「感覚が鈍くなっていないか」検査をします。(病状的に行わない場合もあります)
もし鈍くなっていることが分かれば、生活指導で危険を減らし、訓練で感覚の改善を見込むことが出来るわけですね。
検査をするときには、こんな機器を使います。
これ一つで痛覚・触覚・圧覚・深部覚だけではなく、腱反射の検査も出来てしまうスグレもの。
理学療法士は大小いろんな機器を使いこなさなくてはなりません。
本校の演習において、「機器の扱い」は重点を置いて教えている項目の一つです!
オープンキャンパスで触れることも出来ますので、よかったら来てみてくださいね~。
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