透析は長ーく付き合う治療です。
こんにちは出雲医療看護専門学校の黒川です。
今回は人の腎臓(じんぞう)と臨床工学技士との関係を紹介したいと思います。
みなさんは腎臓という臓器をきいたことがありますか?
生物の授業などで聞いたことある方はいるかもしれませんね!
腎臓は血液の中の老廃物は取り除く「血液のおそうじする」役割のある臓器です。
では、この腎臓が正常に機能しない(腎不全)となったら人の体にどのような影響があるのでしょうか?
体に老廃物がたまると吐き気やけいれんなどが起きる「尿毒症」となる場合があります。
腎臓の病気の中でも「慢性腎不全」となれば回復することはありません。
進行すると命を落すこともある病気です。
このように、腎臓の病気をされた方は「透析」という治療を受けないといけません。
透析は、腎臓の代わりに「人工透析装置」という機械が血液の浄化を行います。
この人工透析装置を操作し透析治療を行うのも臨床工学技士の役割です。
前述のとおり、慢性腎不全の患者様の腎臓は治ることがありません。
つまり、残りの人生、透析治療を続けることになります。
一般的に1回の透析治療は4~5時間で週3回透析クリニックに通う必要があります。
中には、透析治療中にうつ病などの病気にかかる患者様もいます。
このように、患者様にとって、身体的にも精神的にも辛い治療となります。
この透析治療に関わる臨床工学技士は、知識、技術はもちろん「精神的なケア」も臨床工学技士に求められます。
患者様の「生活の一部」となり透析治療に関わる臨床工学技士は、看護師や、リハビリ職と同じように患者様との関わりが大切な職業となります。
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