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言語聴覚士学科の働き方〜子ども分野で働く言語聴覚士 パート1

みなさんこんにちは。

言語聴覚士学科糸賀です。

 

みなさんは「子どもに関わる仕事」と聞いてどのような仕事を思い浮かべるでしょうか。

 

多くの方が「保育士」や「幼稚園や小学校の先生」を思い浮かべるのではないでしょうか。

実は言語聴覚士子どもと関わる仕事をしているんです。

 

 

日本言語聴覚士協会に所属している言語聴覚士の約80%は病院や介護老人保健施設で、約10%の言語聴覚士が子どもに関わる施設で働いています。

しかし、日本言語聴覚士協会に所属していない言語聴覚士も多くいることや、最近では成人も子どもも対象にしている病院も増えていますので実際に子どもと関わって仕事をしている言語聴覚士はもっとたくさんいると考えられます。

 

一般社団法人 言語聴覚士協会HPより

 

子どもと関わる施設では、療育センター(医療福祉センター)通園施設などがあります。また、最近は障がいのある児童が通所する放課後デイサービス児童福祉施設で働く言語聴覚士もいます。

本校卒業生で、松江市にある「児童発達支援センターのぎ」で勤務する坪内健さんをご紹介したいと思います。

 

▲本校卒業生 坪内 健さん

 

児童発達支援センターは小学校入学前の児童を対象とした障がい児通所施設で、坪内さんは多職種のスタッフの方(保育士や作業療法士)と一緒に、障がいのあるお子様の療育をしています。

療育とは障がいのある子どもたちの生活の中(朝の会、活動、昼食、昼寝、終わりの会)などで様々な職種が連携し、子どもの発達を促していくことです。

特に言語聴覚士としては「子どもに伝わりやすく」「言語発達を促せるような言葉のかけ方を工夫する」「それぞれの子どもの発達状況や課題に応じ、個別に指導する」「食事時間を通じて摂食・嚥下の面にアプローチする」といった支援で専門性を発揮しています。また、保護者に対する支援も重要な業務のひとつです。

 

「児童支援センターのぎ」は幼保連携型認定こども園のぎこども園」と併設されており、行事等で交流の機会もあるため、坪内さんはいわゆる定型発達児(発達障害のない子ども)とも関わっています。

 

また法人内に小児科クリニックもあり、週に1回はクリニックの外来で個別の言語訓練や心理検査も行なっています。

 

いかがでしたか、子ども分野の言語聴覚士でも、施設によって様々な働き方があります。

パート2では「小児センター(医療福祉センター)で働く言語聴覚士」について紹介したいと思っています。

 


 

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